けんぞうの前立腺がん重粒子線治療闘病記

50代会社員が高リスク限局前立腺がんの告知を受けてからの闘病記です

重粒子線照射まで その5 排尿・排便管理

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排尿・排便チェック

次のX病院受診の15日前から排尿・排便のチェックを始めます。

排尿後に250~300mlの水を飲み、2時間トイレに行かずに我慢できるかを午前と午後に1回ずつチェックし、前回受領したチェック表に記録します。

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その結果、成功したのは30回中20回でした。

成功率は3分の2ですね。

これが高いのか低いのかわかりませんが、思ったより我慢できないという印象です。

歳とともに頻尿になった自覚はあまりないのですが、日本泌尿器科学会のホームページによれば、一般的には起きている間の排尿回数が8回以上だと頻尿というそうです。

それまできちんと数えたことはありませんでしたが、数えてみると8回以上はトイレに行っているので、元々頻尿気味だったのかもしれません。

また、大便についても排便時間を記録します。

自慢じゃありませんが(笑)、私は365日毎朝きちんと排便があり、便秘知らずです。

それも1日2回かそれ以上のことが多いです。

ほぼ毎日飲酒しているのでその影響もあるかもしれません。

今回の結果も、排便1回の日が2日、3回の日が3日、残りの10日は2回でした。

起きて直ぐに1回目の排便をして、しばらくすると第2波がやってくるのが通例で、第2波は概ね下痢気味です、ってこんなこと聞きたくないですね。(笑)

失礼しました。

 

こんなこともこれから治療を受ける方の何かの参考になればと思い書いておきます。

記録用紙には、この結果によって照射の来院時間が決まる場合があるとの記載があります。

私の場合だと午前中になるのでしょうか。

照射が何時になるかは次回の固定具の型どりの際に教えてくれるということです。

 

X病院受診 食事の管理について

さて、2020年6月中旬、X病院放射線科の受診日です。

排尿管理表と治療の同意書を提出し、重粒子線治療に関する説明スライドを見て順番を待ちます。

診察は、同意書の内容で不明点等がないかの確認をされただけで終わりです。

その後治療に関するDVDを見て、アンケートに回答しました。

アンケートの内容は、病院までのアクセス時間、同行者の有無、日常の排便の有無、便の硬さ、睡眠中と起きている間の排尿の回数、食事の回数、食事の所要時間などです。

そして看護師さんから以下の説明を受けました

 

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ネットパンツの購入

照射の際はネットパンツという使い捨てのパンツのようなもの1枚だけ身に着けることができるということで、病院の売店で複数枚購入するよう指示されました。

固定具を作成する際にネットパンツを用意していないと、パンツを履かずに固定具を作成することになり、その後の治療もパンツを履かないで行なわなければならず、途中で変更はできないということです。

 すっぽんぽんで治療を受けなければならないということですね。

 

食事の注意⇒ガスを溜めてはいけない

お腹にガスがたまらないようガスが発生しやすい食品を食べてはいけない。

  • 穀物・豆類:納豆、大豆(豆腐はOK)、小豆(こしあんはOK)、トウモロコシ、おから、雑穀米
  • 野菜・果物:キノコ類、ブロッコリー、キャベツ、ゴボウ、サツマイモ、ドライフルーツ(野菜は火を通して食べる)
  • その他:炭酸飲料、ガムや麺類は一緒に空気を飲み込みやすいのでダメ、発酵食品は控えめにする

 

これが結構わかりにくいですね。

病院からもらった資料には上記のことしか書いてませんが、

  • 雑穀米はダメでも白米なら良いのか。
  • サツマイモはダメでも、じゃがいもや里芋は良いのか?
  • ブロッコリーはダメでもカリフラワーは良いのか?
  • ゴボウはダメでもレンコンは良いのか。

など、疑問が湧いてきます。

食べ方も早食いすると食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまうので、ゆっくりよく噛んで食べるように指示があります。

 

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ネットでガスが溜まりやすい食品を検索してみるとFODMAPという言葉が出てきました。

小腸で消化吸収されず、大腸での発酵性を有する糖質の総称ということです。

  • F(Fermentable):発酵性
  • O(Oligosaccharides):オリゴ糖
  • D(Disaccharides):二糖類
  • M (Monosaccharides):単糖類
  • P (Polyols):ポリオール(多価アルコール、糖アルコール)

 過敏性腸症候群の方に対し高FODMAPの摂取を避け、低FODMAPの食品を取るという食事療法があるようです。

 

 
高FODMAPと低FODMAP食品の一覧にはありとあらゆる食品が分類されていたので、それを頼りに、高FODMAP食品を避け低FODMAP食品を取るという生活にしました
ただ、これは結構辛いですね。
 
麺類やパンなど穀物系はダメなので、主食はひたすら白米にしておかずは低FODMAPから選ぶという感じです。
まあ、病院の資料にあるものだけ避けておけば良いのかもしれませんが、こだわる性格なものでやりすぎているかもしれません。

処方薬について

それから以下の飲み薬も処方されました。

  • 酸化マグネシウム錠:便を柔らかくする
  • ガスコン錠:ガスを取り除く
  • エクセラーゼ配合錠:消化を助ける
  • ビオフェルミン錠剤:腸内環境を正常化

 

これらの薬を飲み、食事に注意しながら2週間後の固定具型どりと位置決めのCT撮影に備えます

 

※本ブログは医学の専門家ではない一患者の治療記録です。可能な限り正確な情報を記載するよう努めていますが、必ずしも正確性や安全性を保証するものではありません。当サイトをご利用することで発生したトラブルに関しては一切の責任を負いかねますのでご了承ください。