重粒子線照射終了翌日
照射期間の中盤から始まった頻尿と排尿障害は更に悪化し、排尿時の痛みも出てきました。
ホルモン治療の合併症防止から運動する必要もあったため、夕方スポーツクラブへ行きました。
病院からは特に運動を控えるようにという指示はありませんでしたが、念のためランニングは控えウォーキングだけ行い帰宅しました。
帰宅して排尿した後に前立腺から尿道のあたりに強い痛みが出ました。
ソファーに横になってうんうん唸るほどの痛みです。
以前に親知らずを抜いた時にもらった頓服があったのでとりあえずそれを飲んで様子をみました。
2時間ぐらいでやっと薬が効いてきたのか痛みは治まってきました。
照射終了後2週間経過
その後、痛みは治まったものの頻尿は続き、尿意の切迫感も生じてきました。
頻尿と尿意切迫感は照射終了してからの方がひどくなりました。
ネットで調べると過活動膀胱という症状が当てはまります。
夜中は3回、昼間は概ね1時間毎、酷いと30分ごとに尿意をもよおし、いったん尿意を感じると我慢ができない状態になります。
頻尿はまだしも、尿意切迫感は厄介ですねえ。
外出の際は早めにトイレに行かないと安心できません。
ただ、家にいるときの方が切迫感が強くなり、外出している際は割と我慢ができます。
精神的なものも影響しているのでしょうか。
照射終了翌日の痛みの経験があったので、1週間ほどスポーツクラブを休んでいましたが、試しにプールでアクアウォーキングを始めてみました。
痛みは起きず特に問題はありません。
照射終了後1か月経過
頻尿の症状はなかなか治まらず、排尿の回数は夜は2回程度、昼は10回程度が続きます。
たまに排尿時に若干の痛みもあります。
治療前には1日大体2回は大便が出ていましたが、治療後は1日1回又はゼロの日もあります。
禁酒の影響もあるのでしょうか。
治療前に高めだった血圧は平常値に下がりました。
これも禁酒の効果でしょうか。
照射終了後2か月経過
照射終了後初めて連携クリニックを受診しました。
過活動膀胱の症状は続いており、排尿の回数は夜間に0〜2回、昼間は9〜12回程度で尿意切迫感も続いています。
引き続き排尿時に前立腺あたりに軽い痛みが生じることも時々あります。
クリニックの先生に症状を伝えると以下の薬を処方してくれました。
- タムスロシン塩酸塩OD錠0.2mg:排尿障害を改善する薬(1日1錠)
- ロキソプロフェンNa錠60mg:いわゆる痛み止めの薬だが炎症を抑え頻尿を改善するための処方(1日3回各1錠、状況に応じて自己調節可能)
医師の話では、薬は大きな効果は期待できないという話でした。
依存性があるものではないということで、とりあえず1ヶ月分処方してもらいました。
診察の際にいくつか質問をしました。
Q:仮に検査で見つからなかった転移がんがあった場合、ホルモン治療は転移がんにも有効か。
A:転移がんにも有効である。
Q:ホルモン治療中にPSAが上昇した場合、去勢抵抗性がんになったということか。
A:通常2年間程度で去勢抵抗性がんに移行することはなく、ホルモン治療中はPSAは上昇しないはずである。万一上昇した場合は、非常に早期に去勢抵抗性がんになったケースと考えられ、早急な対応が必要になる。
Q:ホルモン治療は必ず2年間続ける必要があるか。
A:高リスクのホルモン治療期間2年間は国際的なプロトコルで定められたものなので副作用などで治療が続けられないケースを除き短縮はできない。
患者の会のメーリングリストには、ホルモン治療の副作用の経験談が多く寄せられており、ホルモン治療を早く止めたい、または止めてしまったといった投稿もみられます。
中には大幅な体力低下やばね指といった私がまだ経験していない副作用の報告もありますので、早めに治療を切り上げることはできないのか聞いてみた次第です。
特にばね指というのは、病院の資料やネットにもほとんど副作用としての情報がありませんが、メーリングリストではかなりの患者が経験しているようです。
ん~、でも決まりだからと言われてもあまり納得感はないですねえ。
当然それなりの効果が検証されているからそういう決まりになっているはずなので、そのあたりを聞きたかったのですが、、、
私も気が弱いのでそれ以上聞けませんでした。
前回生じていたリューブリン注射の供給不足は解消したいうことで、注射も予定通り打てました。
いつもの通り翌日オンライン診療で血液検査の結果を聞きます。
PSAは0.009未満で問題なし、その他の数値も問題ありません。
排尿障害の薬は思ったより効果があり、頻尿も軽減し排尿もスムーズになりました。
ただ排尿し易くなった分、尿意切迫した際の我慢が難しいとも感じます。(万一尿漏れを起こせば一気に出てしまう)
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