2020年6月末、固定具型どりのためのX病院受診日です。
まず重粒子線照射の予定表を受領しました。
照射の開始時間は10時10分、照射日は事前の予定と変わらず7月14日から8月4日までです。
毎朝排便があるため午前中の照射が良いと思っていたので安心しました。
本来は毎週火曜から金曜の4日照射×3週間で計12回照射ですが、私の場合は第2週目の木・金が祝日になるので、3日間だけ照射して、1日分は第4週にはみ出る変則スケジュールになります。
- 第1週目:火・水・木・金
- 第2週目:月・火・水
- 第3週目:月・火・木・金
- 第4週目:火
第3週がなぜ水曜の代わりに月曜に照射になるのかわかりませんが、おそらく前の週が水曜で終わっているので、あまり間隔を開けるのは良くないということでしょうか。
オリンピックが予定通り実施されていたら、もろにその実施期間と重なっていました。
実際はオリンピックは延期となり、コロナ禍で仕事はテレワークが中心になっています。
一応有給休暇扱いにしているものの、通院前後に仕事もできるので治療にはむしろ好都合ともいえます。
その後、固定具の型どりに入ります。
ネットパンツ1枚でベッドに上がり、まず踵とお尻と頭の位置を決めます。
位置が決まったら温められて柔らかくなった樹脂シートを腰の部分に何枚かかけられ、扇風機で樹脂シートを冷やします。
しばらくすると樹脂シートが固まり、おへその上のあたりに固定具の位置をマジックでマークされます。
マーキングが消えないよう、入浴の際にはこすらないよう指示を受けました。
固定具を一度外して、何か固定具を加工している様子ですが詳しいことはわかりません。
その間に腰の横の皮膚の状態を確認されます。
おそらく照射の影響で炎症等が生じた際の判断のためと思われます。
再度固定具を装着して痛みなどないことを確認して型どりは終了です。
1時間後に治療計画用のMRI撮影がるので、一旦排尿して蓄尿に入ります。
MRI撮影は20分程度ということでしたが、結構長く感じました。
翌日は位置決めCT撮影のため再度X病院を受診します。
朝起きて6時に排便がありましたが量は少なめです。
3週間の食事制限期間中、ガスを溜めない食事ということで朝食はほぼ毎日同じメニューです。
塩おにぎり、やっこ、トマト、鳥胸肉唐揚げといった感じです。
7時半に病院に到着して、8時前に2回目の排便しました。
これで便は出切ったという感じで一先ず安心します。
8時に重粒子線科で受付し検温(36.4℃)して、今朝排便があったかどうかとマグネシウム剤を飲んだか看護師さんから確認されます。
9時に排尿して水250-300mlを摂取し、9時40分に更衣室へ行って着替えるように案内されます。
ネットパンツと靴下、肌着のシャツの上にガウンを着てまず身長と体重の測定します。
CT撮影室に入り、ネットパンツとシャツだけで固定具装着して、排尿から1時間経つまで10分待った後、撮影を開始します。
途中かなりの尿意を感じ最後まで我慢できるか不安になりましたが何とか我慢できました。
最後に治療期間中に記録するセルフチェック表について看護師さんから説明を受けます。
治療開始前日から以下の項目を毎日チェックして記入します。
- 体温
- 体重
- 排便の状態:回数、性状(硬・普・軟)、最終排便時間
- 排尿の状態:夜間の回数、日中の回数。排尿時の痛みの有無、残尿感の有無、排尿のしにくさの有無
- マグネシウム剤の服用回数
治療が始まる前までは一旦食事制限は解除されるので、しばらく普通の食事ができます。
病院の帰りにさっそくかき揚げそばを食べました(笑)
美味かったー!
このころホルモン治療のリュープリン注射が欠品しているという情報が患者の会のメーリングリストに投稿されました。
なんでもリュープリンを製造する製薬会社の工場で、査察の際にGMP(Good Manufacturing Practice)という製造管理基準に違反していることが見つかり出荷停止なっているようです。
次回の注射は7月中旬なので何とかそれまでに状況が改善していてくれることを祈るばかりです。
※本ブログは医学の専門家ではない一患者の治療記録です。可能な限り正確な情報を記載するよう努めていますが、必ずしも正確性や安全性を保証するものではありません。当サイトをご利用することで発生したトラブルに関しては一切の責任を負いかねますのでご了承ください。