けんぞうの前立腺がん重粒子線治療闘病記

50代会社員が高リスク限局前立腺がんの告知を受けてからの闘病記です

重粒子線照射まで その3 治療スケジュール決定

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重粒子線科の最初の受診では、治療法の説明書兼同意書の他に、前立腺がんに対する放射線治療方針についての説明資料ももらいました。

 

こちらの資料には、X病院におけるIMRTと重粒子線治療の適用方針について、より具体的な説明が書かれています。

 

  • 低リスト群と中リスク群については、IMRTと重粒子線治療の5年後非再発率は約80~90%で同程度である
  • 高リスク群に対する5年後非再発率は、IMRTで約70%、重粒子線治療で約80~90%である
  • つまり特に高リスク群に対して重粒子線治療によるメリットが高い
  • 従ってX病院では低リスク群及び中リスク群に対してIMRT、高リスク群に対して重粒子線治療を行う方針である
  • ただし、超高リスク群(T2b又はT4、グリソンスコア5+4又は5+5、グリソンスコア8以上が4か所以上のいずれか一つ以上に該当)においては重粒子線治療でも転移などのため再発率が高くなるので、骨盤照射を含めたIMRTを行う方針である。
  • リスク分類に応じてホルモン治療を併用する

 

説明書兼同意書よりもより踏み込んだ内容で、要するに重粒子線治療の治療成績は高リスク群の患者に対してIMRTよりも優位線があるので、高リスク群に絞って適用するということなんですね。

私はグリソンスコアが8なので高リスクになっていますが、その他の指標(PSAと病期)は低リスクの範囲なので、もしグリソンスコアが一つ低くて7だったら、重粒子線治療は受けられなかったということになるのでしょうか

 

治療法の説明の後、治療スケジュールについて確認がありました。

 

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ホルモン治療の開始時期と治療装置の空き状況の基づき、重粒子線照射スケジュールの提示がありました。

  • 重粒子線照射:2020年7月14日(火)~8月4日(火)

 

通常は火~金の週4日×3週間=12回照射なので、本来は7月31日(金)に終わるのですが、7月23日(海の日)及び7月24日(スポーツの日)と祝日2日を挟むため、8月4日までの変則スケジュールになるということです。

そしてなによりも、この期間はちょうど当時予定されていた東京オリンピックの開催期間と重なっているんですねえ

 まず仕事との関係ですが、X病院では治療時間の希望は受けてもらえないということは事前に聞いていました。

従って照射の12日間は有給休暇を取得することを前提に事前に上司に説明していました。

そこはしがないサラリーマンで大した役職にも付いていないため、なんとでもなるだろう開き直っています。

 

オリンピック開催期間と重なることについては、ホルモン治療開示時期からだいたい予想はしていました。

 

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オリンピック開催期間に世の中がどんなになっているのかわかりませんが、交通機関の混雑など避けるためリモートワーク中心になるのではないかという話もありました。

結果として別の意味でリモートワークになりましたが、、、

そうなれば逆に休みやすいかなとも思いましたが、一方で治療スタッフなどちゃんと治療に集中してくれるのかなあ、などど余計な心配もしました。

「俺チケット当たっちゃったからおまえ代わりにやっといて」と新人君に任せちゃうとか。

さすがにこれは病院に対し失礼な心配ですね。

結局は提示されたスケジュールに変更を申し出る理由もないので、提示されたスケジュールで同意しました。

照射のスケジュールが決まると事前の準備スケジュールも自動的に決まりました。

 

  • 6月16日:同意書と排尿チェック表の提出
  • 6月29日:固定具作成とMRI撮影
  • 6月30日:位置決めCT

 

照射の際には尿を溜める必要があるため、排尿チェック表が渡され、次回の診察日の前15日間尿を溜める練習が求められます。

 

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排尿後に250~300mlの水を飲んで、その後2時間トイレを我慢できるかを毎日午前と午後に1回ずつ行い。我慢できれば〇、できなければ×を記録します。

合わせて毎日大便の排便した時間を記録します。

 

治療時間は6月29日の受診時に決まるということで、この時点ではまだわかっていません。

 

※本ブログは医学の専門家ではない一患者の治療記録です。可能な限り正確な情報を記載するよう努めていますが、必ずしも正確性や安全性を保証するものではありません。当サイトをご利用することで発生したトラブルに関しては一切の責任を負いかねますのでご了承ください。