けんぞうの前立腺がん重粒子線治療闘病記

50代会社員が高リスク限局前立腺がんの告知を受けてからの闘病記です

治療法の選択 その2 手術:ロボット支援下全摘除術

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ロボット手術?

 

 担当の医師からは手術か放射線治療のどちらかを選択するようにいわれており、年齢が若いので手術がお勧めという感じでした。

私は50代後半なので年齢が若いという意味はもちろん前立腺がん患者としてという意味です。

手術は、正式には「前立腺全摘除術」といい、今では「ダ・ビンチ」というアメリカの医療機器メーカーが開発したロボットを使った腹腔鏡手術が主流とういうことで、私の場合もこのロボット手術になるということです。

ロボットが直接手術するわけではなく、医師がロボットの支援を受けながら遠隔操作で手術をするということで、正式には「ロボット支援下前立腺全摘除術」という舌を噛みそうな名前で、病院のプリントにも安全で負担の少ない手術で従来の腹腔鏡手術より精密に手術ができると書いてあります。

2012年に日本で承認され、急速に普及しているということです。

まずは病院からもらったプリントを確認

X病院の資料によると手術により摘出した標本を調べ、経過によっては放射線治療や投薬治療を追加して総合的にがんをたたくことができるので、特にがんのタイプが悪い場合は、手術を第一に考えるとなっています。

 

合併症については以下の記述があります。

  •  主な合併症として、出血、感染症、尿失禁、性機能障害、腸管損傷、鼠径ヘルニアなどある
  • 命にかかわるような大きな合併症は1%程度、日常生活に不自由を感じるような尿失禁は5%程度

 サムネイル画像

ん~、命に係わる合併症が100人に一人、日常生活に不自由を感じる尿失禁が20人に一人かあ~、なんとも難しい確率ですねえ。少なくとも宝くじよりは当たる確率高いですねえ~。

 

また、手術後の再発は2~3割程度あり、その場合は放射線治療や投薬治療を追加してがんを抑えることが可能と書いてあります。

 ネットや書籍でも調べる

 

ネットや書籍で調べてみるとそのほかに次のような情報があります。

  • 手術時間は2~3時間で、全身麻酔で行う。
  • 入院期間は1~2週間
  • 通常前立腺全摘除術では勃起神経も切除してしまうので、その場合ほぼ100%勃起は起こらなくなる
  • 勃起神経は前立腺の左右に1本ずつあり、病状によっては両方残す、片側だけ残すなど温存する手術ができる場合があり、温存の方法にもよるが2~8割程度性機能が温存できる
  • 前立腺周囲のリンパ節を取り除くリンパ節郭清が行われることがあり、その影響でまれにリンパ浮腫が起こることがある
  • 手術後に再発しても局所に留まっている場合は放射線治療で根治も期待できる
  • 遠隔転移している場合はホルモン療法となるが、ホルモン療法はがんを根治できる治療ではなく、がんを抑える治療なので、何年か続けると効かなくなる(再燃という)
  • 再燃後は抗がん剤を用いた化学療法で延命をしていくということになり、こうなると副作用も強い

 

病院の説明や資料には結構大事な情報が入っていないなあという印象です。

リンパ節郭清やリンパ浮腫のことなどは病院の資料にも記載がなく、性機能についてはさすがにこの齢で子作りの予定はないものの、温存の可能性など詳しく説明を聞きたいところです。

治療法の選択後に詳しい説明があるのかもしれませんが、やはり治療法を検討する時点でできるだけ詳しい情報が欲しいですね。

既に2ヶ月先の手術枠を取ってあるので、2週間の入院と退院後の回復期間を考えると、年度末の比較的仕事が忙しい時期なので、調整が悩ましいです。

 

※本ブログは医学の専門家ではない一患者の治療記録です。可能な限り正確な情報を記載するよう努めていますが、必ずしも正確性や安全性を保証するものではありません。当サイトをご利用することで発生したトラブルに関しては一切の責任を負いかねますのでご了承ください。