けんぞうの前立腺がん重粒子線治療闘病記

50代会社員が高リスク限局前立腺がんの告知を受けてからの闘病記です

がん告知まで その2 結果告知

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

がん告知 高リスクがんでしたー(泣)

生検を受けてから3週間後に結果を聞くためX病院を受診しました。

今から思うと信じられませんが、この時点でもほぼがんがみつかるとは考えていませんでした。

早くがんではないことをはっきりさせてローンの協議を進めたいということしか頭にありません。

従って、カミさんは伴わず、ひとりで病院へ行きました。

診察室に入ると医師に「おひとりですか?」と聞かれ、そうか結果の告知は家族同伴で来るのが一般的なのかと気づきました

直ぐにがんがみつかったとの告知を受け、頭は真っ白となりました

サムネイル画像

医師の説明は以下のとおりです。

  • 生検針の何本かからがん細胞が見つかった
  • 細胞の悪性度を示すグリソンスコアという数値が8で、これはがんの進行が比較的早い高リスクの分類になる
  • これから転移の有無を調べるためCTと骨シンチグラフィーという検査を行う
  • おそらくまだ転移まではいってないだろう

治療方法について 手術 OR 放射線+ホルモン治療

治療法についての説明プリントを渡され、転移がない場合の選択枝の説明を受けました。

転移がない場合は手術か放射線治療のどちらかを選択することになり、それぞれ以下の特徴があるという説明でした。

 

手術

  •  癌が前立腺内に留まっている75歳くらいまでの比較的若い患者が対象
  • 手術後に再発する患者が2~3割あり、手術や薬の追加治療で癌を抑えることが可能
  • 手術後の合併症として尿失禁、性機能障害が起こりえる
  • 命に係わる合併症は1%未満、日常生活に不自由をきたすような尿失禁は5%程度
  • ロボット「ダビンチ」を用いた腹腔鏡手術となる

  

放射線+ホルモン治療

  •  癌が前立腺内に留まっている高齢者、または手術を望まない人を対象
  • 癌が前立腺からはみ出していて手術では取り切れない患者にも有効
  • IMRT(約2ヶ月の通院治療)という方法と重粒子線(約3週間の通院治療)が選択可能
  • 前立腺以外の臓器にも放射線が当たるため合併症として膀胱炎や直腸炎が起きる
  • 合併症の多くは軽度で症状によっては手術とほぼ同等の治療効果が得られる
  • 放射線治療後に再発した場合は手術はできない

 サムネイル画像

さらに口頭で次の説明がありました。

  • 若い患者にはまず手術を勧めている
  • 重粒子線治療は10年後再発しない割合は6割程度
  • 重粒子線治療の合併症は血尿や血便が生じすると、5%程度は膀胱や直腸の二次発がんの可能性がある
  • 重粒子線治療の場合、高リスクのため2年間のホルモン治療を併用することになる

 

CT及び骨シンチグラフィー検査の結果がでるのが12月25日なので、それまでにプリントを読んでよく考えて自身でどちらを選択するか決めてくださいということでした。

また、手術は混んでいるのでとりあえず最短で空いている来年の2月25日(約2ヶ月半後)で予約を入れておくということでした。

カミさんも一応心配してLineで結果確認があり、がんがみつかったと告げると、早めに見つかってよかったね、と前向きな返事がありました。

 とりあえずプリントを読む

 さて、これまでがんの告知を受けるとは思っていなかったので、とにかく説明やプリントの内容の大半が初めての情報でした。

次の受診まで3週間弱なので、それまでにどちらを選ぶか決めなければいけません。

サムネイル画像

まずはもらったプリントを読むと説明を受けた内容以外に

  • おとなしい癌が前立腺の一部にとどまっている場合は小線源治療というのがある。
  • グリソンスコアは6なら進行が遅いタイプ、7は中間的なタイプ、8~10は比較的早く進行するタイプで、悪性度が低いタイプは10年、20年経っても進行しない場合もあり、悪性度の高いタイプは早期の治療が必要
  • 生検では一部の細胞を採っただけなので、違いタイプの癌が潜んでいる可能性もある
  • 前立腺癌は進行すると前立腺の被膜を破って外に広がったり、リンパ節や骨に転移することがあり、この進行程度により治療法が異なる
  • 治療法の選択は病院の説明を理解した上で患者自身で行う
  • セカンドオピニオンが必要な場合は遠慮なく申し出る
  • ホルモン治療とは、男性ホルモンを抑えることでがんの成長を抑える方法で、睾丸を摘出する方法と薬で抑える方法がある。
  • 薬によるホルモン治療は何年か経つと薬が効かなくなり(再燃という)、薬を変えていなかければならない。
  • ホルモン治療もできなくなると抗がん剤による治療になる
  • おとなしい癌の場合は経過観察という選択肢もある
  • 高齢や他の思い病気を持っている場合は手術以外の方法を勧める

この時点からネットや本を読んで、前立腺癌やその治療法について慌てて勉強していくことになります

 

※本ブログは医学の専門家ではない一患者の治療記録です。可能な限り正確な情報を記載するよう努めていますが、必ずしも正確性や安全性を保証するものではありません。当サイトをご利用することで発生したトラブルに関しては一切の責任を負いかねますのでご了承ください。