けんぞうの前立腺がん重粒子線治療闘病記

50代会社員が高リスク限局前立腺がんの告知を受けてからの闘病記です

がん告知まで その1 生検を受ける

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検査前日 入院

 

いよいよ生検を受けるため入院することになりました。

午前中に入院病棟に入り、まずは入院のスケジュールと退院後の注意事項についての説明を受けます。

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1日目:

・入院、検査に関する説明

・就寝前に下剤服用

2日目:

・6時に抗菌剤服用、以降絶食

・9時半に検査開始、手術時間は約1時間

・手術後はベッドで病室にもどる

・検査後は点滴2本、1時間後に歩行開始、食事可

・痛みがある場合は、痛み止め処方

・最初の尿をコップに採り、尿の色と出血の有無を確認

・入浴不可

3日目:

・出血や痛みがなければ退院

・入浴可

退院後:

・2週間は自転車に乗らない

・血尿や排尿時の痛みは検査の影響なので重度でなければ問題ない

・水分を多めにとる

・次の外来まで飲酒禁止

・発熱や痛みが続く場合は医師に相談

 

その後は同意書や調査研究への協力などいくつかの説明をうけ、何枚か書類に署名をしましたが、あまりやることもなく、売店にネットパンツ(出血や尿で汚れるので、使い捨てのパンツ使用)を買いに行ったり、テレビのプリペイドカードを買ったりして、初日はぶらぶらと過ごしました。

夕方に医師2名の巡回があり、特に診察をするわけではなく、あいさつ程度の巡回でした。

ただ、1名の医師は一瞥して経験の浅いことが分かり、もう一人の先輩らしき医師がサポートで付き添っているといった感じでした。

先輩医師が安心させようとしたのか「チームで対応していますから」と説明をしたので、かえってこれは新人医師が担当するなと感じました。

まあ、どんな名医も最初は新人ですから新人医師の施術を避けてベテラン医師は生まれないと頭では理解するものの、やはり正直なところ不安を感じつつ眠りにつきました

生検当日 痛かったなあもう

 

生検は検査とはいえ一応手術の位置づけになるようで、翌朝はカミさんも立ち合いに来て、手術着に着替えたのち、歩いて手術室に向かいました。

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本格的な手術室に入るのは初めての経験で、手術台に寝て看護師さんたちに手際よく手足を留められたり、装置を付けられたりすると緊張は頂点に達しましたが、点滴をうたれしばらくするとすぐに意識がなくなりました

看護師さんに起こされて意識が戻るとベッドで病室に運ばれている途中でした。

「少し多めに採取しておきましたからね」とまるで八百屋でおまけでもしているように言われたのをよく覚えています(笑)

病室にもどりカミさんが心配そうに見ている横で点滴をしながら横になっていましたが、そのうち針を打ったであろう会陰付近がじわじわと痛み出ししました。

様子を見に来た看護師さんに痛みを訴えると直ぐに痛み止めの座薬を入れて、30分ぐらいで効いてくるという話でしたが、いっこうに痛みは治まらず、点滴で痛み止めを追加してもらってようやく収まってきました

2~3時間は痛みが続いたように思いだしますが、もしかすると痛みにより長く感じただけで、もう少し短かったのかも知れません。

看護師さんに「痛みに弱い方ですか?」と聞かれましたが、自分が痛みに強いか弱いかってどうやったらわかるんでしょうか。

他人が感じている痛みを自分は感じることはできないのに...

痛みが治まるとカミさんが買ってくれていたサンドイッチを食べ、カミさんはこれで一段落と帰ってしまいました。

看護師さんに「少し歩いてみましょう」といわれ、廊下を少し歩いてみました。

そのうち小便をしたくなって、説明を受けていたとおりコップに尿を採りました。

真っ赤な血尿がコップ一杯にでました。

看護師さんを呼ぶと一瞥して異常なしといった反応でコップを持って出ていきました。

この日は入浴できないので、蒸しタオルで体を拭いて寝ます。

生検翌日 退院

 

翌日例の新人医師と先輩医師の2人組が巡回に来て、容体を聞かれました。

かなり痛かったことを伝えましたが、「まあ針を刺してますからねえ」と特別な反応はありませんでした。

予定通り退院となりましたが、この日は日曜日ということで会計は次回の診察の際になり、通用口から病院を出ました。

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血尿は事前の説明通り徐々に治まっていきました。

ただ、入浴後にみると会陰から睾丸、陰茎にかけて内出血で紫色になっています。

特に痛みや発熱はなかったので、様子をみているとこちら方も日をおって徐々に治っていきました。

なんだかやっぱり新人君のあまり上手ではない施術だったのかなあと思っています。

病室は最初相部屋の普通病室で申し込んだのですが、医療保険の入院給付金が出るので個室に変更してもらっていました。

痛みにも苦しんだので個室にして良かったと思っています。

ちなみに医療上は生検も手術の扱いのようですが、保険の方では検査ということで手術給付金の対象にはなりませんでした。

退院の翌日からは出社しましたが、お尻の刺激を和らげるようクッションを購入して持っていきました。

1~2週間ほど、使ったでしょうか。

説明資料では次の外来まで禁酒となっており、そうなると3週間飲めないわけですが、看護師さんの話ではまあ1週間ぐらいで良いだろうという感じだった思います。

ほどほどのところで飲酒を解禁して次の外来を待つこととしました。

  

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