けんぞうの前立腺がん重粒子線治療闘病記

50代会社員が高リスク限局前立腺がんの告知を受けてからの闘病記です

生検を受けるまで その3 ようやく専門病院を受診

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お気楽に近所のクリニックでPSA再検査 ⇒数値変わらず

 2019年6月の人間ドックでPSA検査の結果8.7ng/mlとなり、3か月後に再検査を受検するよう所見がありました。

9月になって近所のかかりつけ内科で再検査を受けましたが、がんの心配をして受けたというより、当時ローンの借り入れを検討しており、保険の告知条件に引っかかるので早く結果が欲しかったのです。

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今から思うと不思議なほどにがんが見つかることを心配していませんでした

近親者ががんになった例を知らなかったので、がん家系ではない、

数年前に血尿・血精液症があった時も結局は検査の結果異常なしだった、

ということで、なぜか安心していたのです。

ただ、妹が役所の病院課に勤めていて、もしがんが見つかったら所管の公立X病院を受診したらとアドバイスをくれていました。

X病院ではダビンチというロボットを使った手術や数年前まで先端医療だった重粒子線治療もおこなっているということでしたので、もし精密検査をするならそちらにしようと決めていました。

恥ずかしながらこの時点ではダビンチって何?ジュウリュウシ線?という状態で、まあ何か先端医療を取り入れている大きな病院なんだから大丈夫だろうぐらいの認識です(汗)

結局再検査の結果も同じ8.7ng/mlだったので、迷わずにそのX病院宛に紹介状を書いてもらいました。

いまだに感心はがんが見つかるかどうかではなく、早く白黒つけてローンの検討を進めたいというところにありました。

かかりつけ医からは予約が込んでいて大変だろうと脅かされていましたが、思ったより

 

X病院泌尿器科受診

 大病院のイラスト

初診では過去の血尿・血精液症のことや前立腺肥大と診断され、薬を飲んでいたことなど詳しく聞かれるだろうと思っていました。

渡された問診票に書かされたのは、大きな手術をしたか、現在飲んでいる薬は、近親者の病歴やがんがみつかった場合の告知方法など。

泌尿器の病歴については特に問われず、やや拍子抜けした感じです。

採尿、採血、X線撮影、エコー診断、触診(医師が肛門から指を入れ前立腺を触って診察)を受け、診察でもまずは検査結果をみてからといった感じで、ごく簡単に終わってしまいました。

採血の際に担当の看護師の方が、採血をしながら、がんになっても今は色々な治療法があるから心配しないで大丈夫といった話を親身にしてくれました。

その時は、おいおい俺はまだがんと決まってないよと内心笑ってしまいましたが、結局笑い事ではすみませんでしたね。(泣)

触診では特に異常は認められないということでしたので、その時はじゃあ大丈夫なのかなぐらいに考えました。

今になって思えば、おそらく触診で異常が認められる状態だとかなり進行しているのではないか思います。

生検って何? え~入院するの~!?

1週間後に結果を聞くための予約を入れました。

そして再診では、

  • 前回検査の結果で明らかな異常は認められない
  • PSA値が4~10はグレーゾーンに区分され、30~40%の患者にがんがみつか
  • 前立腺がんの診断を確定するためには、前立腺の細胞を採取して調べる生検を受けるのが唯一の方法

という説明がありました。

生検を受けるには2泊3日の入院が必要ということで、その場で予約日を決めるよう求められました。

全く入院することなど予想していなかったため、慌てて仕事の予定など確認して11月末に予約をしました。

 

結果が出るのは生検の3週間後ということで年末には分かる計算になります。

ここでも関心は早く白黒つけないとローンの検討が進められないということばかりでした。(汗)

そのため、帰ってからもっと早く生検を受けられないかと思い返して、結局11月中旬に変更をしてもらいました。

その気になれば事前に前立腺がんの確定には生検が必要で、入院も伴うことぐらい調べられたのに、診察で入院が必要と分かりバタバタする結果になったわけです。(泣)注)病院によっては生検を1泊入院または日帰りで行うようです。

生検は思ったより大変で、この経験が手術を選択しなかった一因になってるかもしれません。

 

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